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開発ノート - リダクテッド

最新マップ「リダクテッド」構築の舞台裏

 

こんにちは!

今週、「シーズン6:ダーク・クリエイションズ*」へのカウントダウンが始まります。その中で、来週10月10日にシーズンの配信が開始してから登場する要素すべてについてご紹介していきます。

今回は、シーズン6で登場するマップ「リダクテッド」の制作について深掘りし、その中で「ダーク・クリエイションズ」の一部についても触れていきます…

リダクテッドについて紹介を始めるのに際して、情報主導型コンテンツに情熱を注ぐベテランの「Battlefield™」コンテンツクリエイター、LevelCapにも一部協力してもらいました。彼はリダクテッドの構築に関わった開発チームのメンバーに独占インタビューを行い、マップで展開するゲームプレイのシーンを見せてくれます。この開発ノートの後半で、彼のパートにご注目ください!

近接戦闘の復活

「戦場」は、単純化すれば、どんな瞬間、いつでも、どんな場所でも存在し得ます。「Battlefield™ 2042」では、これをドーハの砂丘、カタール、シンガポールの港など、マップ、トーン、そしてチームが達成すべきテーマを通じて表現しています。

現在「Battlefield 2042」が提供するエクスペリエンスに目を向け、コミュニティーからのフィードバックやリクエストを分析すると、プレイヤーの皆さんの中でとあるエクスペリエンスへの要望が高いことが判明しました… 近接戦闘です。

ですが、私たちはただ標準的な近接戦闘のエクスペリエンスを作るだけでは満足しません。リダクテッドでは、限界を押し広げ、「Battlefield 2042」でこれまでなかったようなマップを作ろうと考えました。

リダクテッドは、容赦ない歩兵限定の近接戦闘の楽しさに対する私たちの答えで、最初から最後まで物語主導のテーマもあります。

一方で、このユニークなロケーションを完成させるには、ゲームプレイとビジュアルの面の両方で、とても興味深いクリエイティブな課題がいくつかありました。

「Operation Metro」と「Locker」から進化。

「Battlefield 2042」の次のロケーションとして、純粋に歩兵だけのマップを作りたいことは明らかであり、思考プロセスの全体を通じ、インスピレーションを求めて特定の体験を楽しめる過去のマップを頻繁に振り返りました。

リダクテッドは、過去の「Battlefield」でファンに人気で、何年もの間多くの人の記憶に残った、Opration Locker(「バトルフィールド 4」)やOperation Metro(「バトルフィールド 3」)などのマップからインスピレーションを受けたものです。

これらのエクスペリエンスが進化してできたのは、狭くて熱狂的、閉所かつカオスな歩兵戦を強調した、最新のマップです。このマップで完璧な勝利のシナリオを達成するには、兵科、スペシャリスト、装備を吟味し、分隊と連携して敵の居場所を探る必要もあります。

リダクテッドの精神的な原型へのフィードバックは、マップがもたらす直線性や容赦のないカオスに関するものが多く、リダクテッドで改善する上で重要なポイントとなりました。

また、進化する戦闘シナリオに合わせて行動する極限のアクションを引き続き推奨するものの、流れは簡単で、側面攻撃のチャンスがあらゆる瞬間にあることも重要です。

LevelCapは最近、開発チームとこれらの改善のステップについて議論をし、またその改善点を紹介するためにリダクテッドの試遊体験もしました。以下をご覧ください!

私たちの世界。あなたの世界。

私たちのマップのほとんどは、現実世界の場所やテーマに基づいて作成されたもので、開発プロセスの一環として、参照資料を見たり、マップ制作用の素材を見つけるための取材旅行に行くことがよくあります。

リダクテッドも同様です。ですがマップは、スコットランドの人里離れた場所にある地下の研究施設が舞台であるため、何からインスピレーションを引き出すかについてクリエイティブになる必要がありました。結局のところ、隠された地下の研究施設なんて見つけるのが難しいですからね。

初期のムードボードに集めた参考資料の中で、集めた画像の多くが同じ場所から来ていることに気づきました。それは、スウェーデンのインターネットプロバイダー、Bahnhofのオフィスの1つです。

このオフィス、というかバンカーは、特徴的な建築と雰囲気で、映画やTVの撮影現場として使われてきました。オフィススペースやサーバーホールになる前は、冷戦中にスウェーデンの軍事指令拠点として使われ、核弾頭の直撃にも耐える場所だったのです。90年代に廃止された後、Bahanhofのデータセンターとして再利用されました。

制作開始時は、この施設を主要なインスピレーションとして使っていました。私たちが再現したいと考えていた近代的でありながら謎めいた地下施設で、リダクテッドの見た目や感覚に完璧にフィットしていたからです。Bahnhofは親切なことに、私たちの訪問や写真撮影、さらには音声の録音まで許可してくれました。

一緒に取材旅行に行くのは、チームビルディングに良いだけでなく、その場所がどのように見えて、感じられて、匂うかを体験できる素晴らしい機会でもあります。オンラインで画像を見ているだけでは見逃してしまうような細かい部分まで、五感すべてを使って拾い上げられるのです。

闇を作り出す。

前述したように、私たちは本物らしく没入感のある体験を提供するために、できる限り現実の世界に目を向け、活用しています。私たちが使用する技術の1つは、フォトグラメトリー、一般的にはフォトスキャンと呼ばれています。フォトグラメトリーは、対象物の写真を撮り、コンピューターのソフトを使って3Dモデルやテクスチャを作り出す技術です。自分で撮った写真をデジタルで再現する、オブジェクトを本当に現実のもののように見せる唯一の方法といえます!

私たちがフォトグラメトリーを使い始めたのは、「Star Wars™ バトルフロント」の制作中からでした。それ以降、開発したすべてのゲームで、キャラクター、そして植物、建物、小道具などの環境アセットの両方にフォトグラメトリーを使用してきました。 

私たちが使用するもう1つの技術は、フォトグラメトリーに似ているレーザースキャンです。これは、対象物の写真を撮るのではなく、レーザーパルスでスキャンして3Dモデルを生成します。新しいマップの作業を始める時、通常は実際に行ける現実の場所を探し、建築や自然のアセットをマップ構築で使えるようにスキャンします。

未来を3Dプリントする

リダクテッドの物語では、ヘブリディーズ諸島のボリアス施設を探索します。アークエンジェル・コーポレーションの子会社であるボリアスは、サイバネティック戦闘の拡張、人工装具や神経接続された軍事支援を改善に焦点を置いたR&D研究所です。内部には第一級の実験室に加え、強化兵士の訓練場があります。

義肢をより本格的に描写するために、私たちは幸運にも、ストックホルムにあるAktiv Ortopedteknikという整形外科病院を訪れることができました。ワークショップの中を案内してもらい、義肢がどのように使われているかの説明を受け、さらには私たちの義肢のベースや参考となるように、いくつかのプロトタイプのレーザースキャンまで許可してもらえました。私たちがデジタル世界で再現しようとしているのとまったく同じことをしている専門家を訪問し、会話ができたのは、とても素晴らしい体験でした。

自分が3Dモデリングをしている物体を実際に手に持つことは、できるだけ本物らしく表現する上で非常に役立ちます。どのように作られているか、各パーツがどのように組み合わさっているのかが見えてくるからです。

次に、訪問中にキャプチャーしたスキャンデータを使い、ボリアスのビジュアルスタイルに合うようたくさんの機能的かつデザイン的な変更を加え、リダクテッドやスペシャリストの装飾アイテムで見られる特徴的な「ボリアスブルー」の色を全面に押し出しました。

また、アレンジした義肢を使って、マップのロビーエリアにゲーム世界内の広告を作りました。ボリアスが自分たちを無害な医療装置の製造業者として喧伝しているものですが、彼らが密室で実際に禁断の実験を行っているなど、人々は知る由もありません。

ファスナーで閉ざされた秘密

雰囲気をさらに高めるため、かつ施設で実際に何が起きたのかを説明するために追加した要素は、死体袋です。この死体袋には、施設内の恐ろしい実験中に製造され、後に排除された、失敗した実験体が入っています。

このアセットを作る手助けとして、私たちは死体袋をオンラインで購入し(そうです。どうやら購入できるようです!)、中にマネキンを詰めて、レーザースキャナーでスキャンしました。他の同僚たちからは奇妙な目で見られましたが、最終的な仕上がりはとても良く、驚くほど詳細なモデルを手に入れられました!

折り目やしわのある布を、本物らしく見えるようにモデリングしたり成形するのは、非常に時間のかかるプロセスです。なので、実物をスキャンすることで、多くの時間を節約でき、さらに最終的なアセットのクオリティも向上しました。

リダクテッドをプレイすると、マップ内のどこにいるかに応じたビジュアルの違いに気づくかと思います。死体袋は、自分がどんな場所にいるのかを理解するための視覚的な手がかりの1つで、その先で待ち受けるものを予見させます。

床に描かれた文字

さらに追加したかったディテールは血です。これはこの場所で起こった戦いの痕跡として、また人間の実験体が残した手書きのメッセージとして表現されています。血はかなり簡単につくれますが、手書き文字の見た目は、デジタルで再現するのはかなり難しいです。

この手助けとして、私たちは演劇用の偽の血を購入し、手でメッセージを書いて、カスタムビルドのフォトメトリックステレオ装置でスキャンしました。このカメラ装置は、それぞれ別の方向から来る光で8枚の画像を撮影します。私たちはそれを使い、マップの壁や床などの面に使用するテクスチャを作りました。

また、購入した医療用品もこのアプローチでスキャンしました。これらは地面に散らばったゴミとして使い、邪悪な医療実験が行われたことをほのめかしています。

フォトグラメトリーやレーザースキャンなどのテクニックで実現したもの、そしてマップがリリースされた際に何が待ち受けているかに関するリダクテッド開発の舞台裏は以上です。

この開発ノートとLevelCapがチームメンバーに行った独占インタビューに加えて、リダクテッドについて引き続きご紹介する間もなく公開のInside Battlefieldポッドキャストもお見逃しなく!

私たちはリダクテッドでの仕事をとても誇りに思っています。「シーズン6:ダーク・クリエイションズ」の配信が10月10日に始まった時、皆さんがこのマップを体験するのが待ちきれません!

それでは、戦場でお会いしましょう!

//「Battlefield」チーム

*「BATTLEFIELD 2042」(別売)およびすべてのゲームアップデートが必要です。

 

 

 

本告知はコミュニティーからのフィードバックと、ライブサービスとコンテンツの開発・進展に伴い変更される可能性があります。開発チームでは、コミュニティーへの最大限の情報発信に努めています。