「FIFA」「Madden」「NHL」などのEA SPORTSタイトルは、スポーツゲームの限界に挑戦し続けています。EA SPORTSサマーシリーズでは、各タイトルの開発チームが、ゲームの質を高めるために行った様々な取り組みを特集していきます。今回は「NHL 17」のアソシエイト・プロデューサー、David Pritchettがカスタマイズ機能についてご紹介します。
「NHL 17」は、チームをカスタマイズする方法をいろいろ用意していますが、まずは選手のモデリングから見ていきましょう。
今作は、男女の頭部のベースモデルを増やし、髪型や眉の形状のバリエーションを新しく追加しました。好きに組み合わせて、選手を作成する事ができます。
さらに、選手のパーツ(頭、脚、腕など)のサイズを個別に変更できるようになり、より好みに近い選手を作れるようになりました。
この機能はボブルヘッド人形の作成時にも使えます。最高の人形を作ってフランチャイズモードの宣伝商品に使いましょう。
「NHL®17」では、チームにも様々なカスタマイズを行うことができます。好きなチームのロゴ(メイン、サブ、サード)を選びカスタマイズし、チームカラーを決めましょう。ロゴは、往年のヴィンテージデザインや、多彩なカスタム系、フィクション系のデザインから選ぶことができます。
カラーとロゴを設定したら、ユニフォームの基本デザインを選びましょう。カラーリングは、手動で設定することもできます。
ユニフォームには、オリジナルのロゴを胸部に配置しつつ、両肩にそれぞれ別々のロゴをあしらうこともできます。背番号にも様々なフォントを用意しています。
さらに、「NHL 17」はスタジアムクリエーターも収録。多種多様な細かいディティールを設定して、理想のリンクの作成とカスタマイズをお楽しみください。
客席の色、サイドボードの色、天井の形状などなど、様々な要素を好みにアレンジすることができます。スコアボードや入場口、ゴールランプの細部までカスタムが可能なので、自分だけのアリーナを作り上げましょう。
ゲームに収録された150種類以上の楽曲を、パワープレーやゴール、試合終了といった特定の場面で流れるよう設定することもできます。さらには、スコアボードからスモークや炎を放つ演出も搭載。これらの要素を、好みに合わせて選択してください。
センターアイスを好きな配色にしたり、アリーナの細部について大切な決定を下していきましょう。 ライトを点滅させるかどうか、スポットライトの大きさはどうするか、ホームチームが得点したら、相手ゴールキーパーにスポットライトを当てて侮辱するかどうか。すべてがあなた次第です!
これらのカスタマイズ要素はすべて、ゲームの進行と結びついています。ゲーム開始時は、EASHLでカスタマイズできる選手やチーム、スタジアムは限られており、ゲームを進めるうちにレアな要素がアンロックされていきます。
デザイナーはこういった細部を楽しみながら制作しました。カスタム要素の細部を良く見ると、デザイナーたちが残した「何か」を発見する事ができるかもしれません。
ゲーム開発時点で、まだスタジアムを建設していたエドモントン・オイラーズのリンクの再現には、大きな努力が必要でした。
そこでデザイナーは設計図に頼るだけでなく、スタジアムの建設風景をストリーミングするウェブカム動画も繰り返しチェックしました。その甲斐もあり、グラフィックの社内発表時には、スタジアム上階に位置するクラブシートのカーペットの質感さえも、忠実に再現できていました。